現代柔侠伝
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4 巻
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あらすじ
島田大サーカスの公演の旅で、勘一少年も熊本を訪れ、空中ブランコでデビューする。が、いきなりの落下で、勘一少年のサーカス人生にも暗雲が立ちこめる。柔道のほうは、ガマ先生こと、村木彦政七段を紹介されて、順風満帆……だが、今度はサーカス小屋が火事になる。まさに、波瀾万丈を絵にかいたような人生だが、勘一少年は、どこまでも明るく、元気だ。その間、父の勘太郎は、菊水グループの滝村の陰謀で、殺人罪に問われ、収監される。勘一少年の人生は順調でも、昭和24~5年当時の世の中は、まだまだ殺伐としているのだ。占領軍司令官・マッカーサー元帥の解任が昭和26年だが、その頃、戦後日本の大立者、黒竜会の中野国彦は、菊水グループの滝村との利害の対立、そして暗闘のすえ、暗殺されてしまう。この結果、戦後の闇社会の支配者は、当然滝村……ということになるのだが、ことはそう単純ではない。GHQの保守派や政治家、その他、有象無象が、まだまだ暗躍しているのだ。テキヤの「鬼勘一家」の活躍は、まだまだこれから。正義漢・柳勘太郎の無実が説明され、出獄してからということになるだろう。
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非表示にするバロン吉元氏が約10年に渡って描き続けた大河漫画シリーズ「柔侠伝」の中でも最も読み応えのある作品です 劇画タッチの表紙からは硬派で硬い印象を受けるかも知れませんが、それだけじゃない、人物も演出も非常に人間臭く、柔と硬を併せ持った面白い作品です!
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